猫を飼っている方のなかには、毎日の生活をともにするなかで「人生が変わった」と感じる方もいるようです。
なぜ、猫を飼うことで多幸感が得られるのでしょうか。
本記事では、猫を飼うことでどういったメリットが得られるのか、同時に飼う前に知っておくべきことも含めて紹介します。
猫を飼うと人生が変わるといわれる理由
猫の飼い主のなかには、猫を飼い始めてから幸せになったと感じる人も少なくないようです。
それまでの生活に張り合いが出て、人生そのものが豊かになったという意見もあります。
猫は気ままな動物として知られていますが、部屋のなかでくつろぐ姿や活発に動き回る姿を見るだけでも愛おしい気持ちになり、癒やしの効果をもたらしてくれます。
特に一人暮らしや家族が少ない家庭にとっては、猫を家族として迎え入れることで幸福度が上がり、人生が変わったように感じられるのです。
猫を飼うメリット・デメリット
飼い主は生涯にわたって責任をもって面倒をみるためにも、猫を飼育するにあたってのメリットとデメリットを把握しておかなければなりません。
メリット
猫を飼う主なメリットは以下の3点です。
癒される・ストレスが減る
猫と共同生活を送っていると、さまざまな愛くるしい姿を見せてくれます。
一緒に遊んだり、ただ様子を見たりしているだけでも癒しの効果があり、日々のストレスを低減してくれます。
部屋を片付ける習慣が身につく
猫を飼い始めた後は、猫中心の生活になったという飼い主も少なくありません。
たとえば、猫はいたずら好きな動物でもあるため、誤飲や怪我などを防ぐためにも部屋をつねに整理しておく必要があります。
そのため、部屋を散らかすことなく清潔に保つ習慣が身につくでしょう。
交友関係が広がる
猫の飼い主が集まるサークルやイベントへ参加したり、SNSで猫の飼い主同士が交流したりすることによって、新たな交友関係が広がっていくこともあります。
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デメリット
上記とは反対に、猫を飼うことにはデメリットもあります。
世話をするために手間と時間がかかる
猫を飼っていると、トイレ以外の場所で粗相をしてしまったり、いたずらをされて部屋が散らかったりすることもあります。
また、しつけがされていたとしても、毎日のトイレの処理や食事の管理などにも手間と時間がかかることは事実です。
ペット用品を購入するためのコストがかかる
猫を飼い始める際には、トイレやキャリーバッグ、おもちゃなどを用意しなければならないほか、食事やトイレ砂といった消耗品、さらにはトリミングや病気の際の治療費なども捻出する必要があります。
そのため、猫を飼い始めてから経済的に余裕がなくなることも十分考えられるでしょう。
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猫を飼うのにかかる費用
猫を飼いたいと考えているものの、経済的な問題で断念せざるを得ないケースも少なくありません。
生涯にわたって面倒を見るためにも、どの程度の費用がかかるのか相場を把握しておきたいところです。
特に大きな割合を占めるのが、主食やおやつなどを購入するための食費で、ひと月の平均額は3,500円程度とされています。
それ以外にも、トイレ砂や消臭シート、爪とぎ、シャンプーなどの消耗品に3,300円程度かかり、合計すると最低でも毎月7,000円以上の出費を覚悟しておかなければなりません。
また、これに加えて猫がケガや病気になったときに、数万円から数十万円の治療費がかかることもあるため、つねにまとまったお金を確保しておく必要があります。
猫を飼って後悔する人の特徴
猫を飼い始めてから良かったと感じる飼い主は多いですが、その一方で「こんなはずではなかった」と後悔する人もいます。
どういった人が後悔することが多いのか、いくつか特徴を紹介しましょう。
排泄物のにおい
猫の排泄物は動物のなかでもにおいが強く、飼い始めてから驚く飼い主も少なくありません。
トイレの掃除を毎日行っていれば決まった場所に排泄してくれるため軽減されますが、トイレ以外の場所に粗相をしてしまうとにおいが染み付き、なかなかとれないこともあります。
鳴き声がうるさく感じる
猫は発情期を迎えると大きな声で鳴くことがあります。
特に、避妊手術をしていない猫の鳴き声は大きく、連日のように鳴き続けられると飼い主がノイローゼに陥ることも考えられるでしょう。
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毎日の世話が大変で疲れる
猫に限らず、ペットを飼ううえではどれだけ忙しかろうが体調が悪かろうが、食事の管理やトイレの処理、シャンプーや爪切りなどさまざまな世話をしなければなりません。
単にかわいいから、癒されるからといった安易な理由だけで飼い始めてしまうと、想定以上に毎日の世話が大変で疲れてしまい、飼ったことを後悔するケースもあるのです。
旅行に行けなくなる
猫を部屋のなかに放置したまま旅行や出張へ出かけてしまうと、世話をする人がいなくなり食事やトイレの管理が難しくなります。
ペットホテルへ預ける方法もありますが、コストが高いほか、慣れない環境で猫にとってもストレスになります。
その結果、旅行が趣味の方にとっては、猫を飼い始めたことで後悔するケースも多いようです。
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猫を飼う前に必要な準備とは
初めて猫を飼う場合には、自宅に招き入れるための環境を作ることが第一歩となります。
どのような点に注意して最適な環境を整えるべきか、押さえておきたいポイントを紹介しましょう。
猫がくつろげる場所をつくる
猫は外敵から身を守るために、本能的に狭い場所や高い場所を好む性質があります。
そのため、安心してくつろげる場所を確保しておきましょう。
部屋の面積が限られている場合には、キャリーバッグを置いて隠れ場所にする方法がおすすめです。
上下運動ができる環境をつくる
住宅街にいる猫の様子を観察すると、高い塀の上や階段の上などに身を隠している姿を見ることがあります。
猫は低いところから高いところへ登ったり、ジャンプしたりする上下運動をすることで運動不足やストレスを解消します。
そのため、室内でペットとして飼育する場合でも、上下運動ができる環境を用意しておきましょう。
外が見える場所を確保する
猫はもともと狩猟をする動物であることから、高いところから外の様子を眺めることが多くあります。
窓際などに猫が登れるスペースを用意し、外の様子を見られる環境をつくってあげましょう。
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猫を飼う前に揃えておきたいおすすめアイテム10選
猫を飼育するにあたって、どのようなアイテムを用意しておけば良いのでしょうか。
以下に示す10のアイテムは最低限用意しておきましょう。
- トイレ容器
- トイレ砂
- キャリーバッグ
- 食器
- 爪とぎ器
- ブラシ
- 爪切り
- おもちゃ
- 首輪
- キャットタワー
賃貸住宅の場合、特に重要なのは爪とぎ器です。
室内飼いの猫は、部屋の壁や柱などに爪をたてて爪とぎをすることが多くあります。
しかし、これを許してしまうと内装にダメージが生じ、リフォームや修繕が必要になってしまいます。
爪とぎ器を用意することで、内装を傷つける心配がなくなります。
ちなみに、爪とぎ器と一体型となったキャットタワーを購入することで、スペースの有効活用やコストの削減にもつながるためおすすめです。
※ねこ用品に関する動画もご覧ください
テイストは猫と暮らすために最適なペットリノベーションを提供
上下運動ができる場所や、外が見える場所を確保しようと考えたとき、部屋の間取りや構造によっては難しいことも多いでしょう。
家具の配置を工夫するなどして段差をつくる方法もありますが、家具が汚れてしまったり、爪で引っかかれたりして破損するリスクも少なくありません。
このような事態を防ぐためにも、理想の間取りや環境を実現するペットリノベーションがおすすめです。
テイストでは、猫が快適に過ごせるようキャットウォークをつくったり、ペット専用の部屋をつくるなどのリノベーション実績も豊富です。
初めて猫を飼育するため、どういった環境が理想的なのか分からないという方にも、豊富なノウハウを活かしたアドバイスもさせていただきます。
まとめ
飼い主にとっては暮らしやすい部屋の間取りや環境でも、猫にとっては必ずしも快適とはいえません。
新たな家族として迎え入れる際には、今回紹介した内容を参考にしながら双方にとって暮らしやすい環境を考えてみましょう。
もし、キャットウォークを設置したりペット専用の部屋をつくるなどのペットリノベーションをお考えの方は、ぜひ一度テイストまでご相談ください。