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お風呂が好きな猫はいるのか?お風呂の入れ方やその後のケアも解説

一般的にお風呂嫌いとして知られる猫ですが、お風呂が好きな猫はいるのでしょうか。

また、愛猫の可愛い姿を見るために、愛猫をお風呂好きにさせたいという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、お風呂が好きな傾向にある猫の種類や、猫をお風呂好きにさせる方法について解説します。

お風呂の入れ方や、お風呂から出た後のケアのやり方も解説しますので、愛猫をお風呂好きにさせたい方は参考にしてみてください。

猫はお風呂好きになれるのか?

一般的には、猫はお風呂に入ることを嫌う傾向にありますが、猫はお風呂好きになれるのでしょうか。

猫がお風呂を嫌う理由と、猫をお風呂に慣らす方法の2つの観点から考えてみましょう。

猫がお風呂を嫌う理由

猫が水を嫌う理由は、いくつかの要因が考えられます。

まず、猫の被毛は水をよく吸収するため、濡れると体温が急激に下がってしまうことが理由の1つです。

また、猫の祖先は砂漠地帯に生息しているため、水に対する抵抗感が強いことも理由の1つだと考えられています。

予測不能な状況や新しい経験を嫌う猫にとって、お風呂はストレス源となりやすいです。

猫をお風呂に慣らす方法

猫をお風呂に慣らすためには、段階的に進めることが重要です。まずお風呂に入れる前に爪を切り、ブラッシングを行い、必要な道具を準備します。

次に、お風呂場に連れて行き、リラックスさせるためにおもちゃやおやつを用意します。

徐々に水に慣らし、最初は足元だけを濡らし、少しずつ水の量を増やします

優しく声をかけ、短時間で済ませ、ご褒美を与えることで、猫にお風呂が楽しい経験であると認識させます

関連記事:猫が喜ぶ部屋を作るポイントとは|レイアウトのコツを徹底解説

お風呂が好きな猫はいる?

一般的にお風呂を嫌がる猫が多い中、以下の種類の猫はお風呂が好きな傾向にあります。

  • メインクーン
  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • トルコバン
  • ベンガル
  • アビシニアン

「お風呂が好き」と判断したのはあくまで全体の傾向から考えてのことであり、必ず個体差があります

そのため上記に挙げた猫でも、お風呂が嫌いな猫もいる点を考慮しながら読み進めてみてください。

メインクーン

メインクーンは、大型で穏やかな性格の猫で、他の猫種と比べて水を嫌がらない傾向があります。

被毛が防水性を持っているため、濡れても不快感が少ないのが特徴です。

また、遊び心があり好奇心旺盛な性格から、水に対して興味を示すことがあります。

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは、厚い被毛を持ち、寒冷な気候に適応した猫です。

そのため、水を嫌がることが少なく、他の猫種に比べてお風呂を受け入れやすいです。

自然環境に近いところで育った歴史を持つため、水辺での活動にも抵抗が少ないとされています。

トルコバン

トルコバンは、「水泳猫」とも呼ばれることがあり、水を嫌がらない猫種として知られています。

短毛で柔らかい被毛を持ち、乾きやすいため、お風呂に入ることに対しても比較的抵抗が少ないです。

好奇心旺盛で活発な性格も、水に対する適応力を高めています。

ベンガル

ベンガルは、野生の血を引く美しい模様が特徴の猫で、水を嫌がることが少ないです。

活発でエネルギッシュな性格から、水遊びを楽しむこともあり、お風呂に対しても比較的寛容です。

短毛で手入れがしやすいため、飼い主にとってもお風呂が楽な猫種です。

アビシニアン

アビシニアンは、筋肉質で短毛の猫で、水を嫌がることが少ないです。

非常に活動的で好奇心が強く、新しい経験を楽しむ傾向があるため、お風呂も比較的受け入れやすいです。

被毛が乾きやすく、手入れがしやすいため、お風呂の時間が苦になりません。

猫をお風呂好きにする方法はある?

お風呂が嫌いな猫をお風呂好きにする方法として、次の6つが挙げられます。

  • 子猫の頃から習慣化する
  • 徐々に慣れさせる
  • お風呂の環境を整える
  • 使う道具を工夫する
  • お風呂の後にご褒美を与える
  • お風呂後のケア

これらの方法を取り入れたら必ずお風呂好きになるわけではありませんが、1つの手段として試してみる価値はあるでしょう。

1.子猫の頃から習慣化する

子猫の頃からお風呂に慣れさせることで、成猫になっても抵抗感が少なくなります。

子猫のうちから水に触れる経験をさせ、少しずつお風呂の時間を延ばしていくことで、自然にお風呂を受け入れるようになります。

2.徐々に慣れさせる

いきなり全身を濡らすのではなく、最初は足元だけを濡らすなど、徐々に水に慣れさせることが重要です。

猫がリラックスしているときに少しずつ水に触れさせることで、ストレスを軽減しながらお風呂に慣れさせることができます。

3.お風呂の環境を整える

お風呂の環境を整えることで、猫が安心して入浴できるようにします。

ぬるま湯を使い、滑りにくいマットを敷くことで、猫が快適に感じる環境を作ります。

また、騒がしい音や突然の動きを避けることも大切です。

4.使う道具を工夫する

猫用のシャンプーやタオルを使用することで、猫が快適に感じるように工夫します。

シャンプーは低刺激で猫の皮膚に優しいものを選び、タオルは柔らかく吸水性の良いものを使うと良いでしょう。ブラシも適切なものを用意しておきます。

5.お風呂の後にご褒美を与える

お風呂の後にご褒美としておやつを与えることで、猫にとってお風呂がポジティブな経験となるようにします。

おやつや遊びを通じて、お風呂の後に楽しいことが待っていると認識させることで、次回のお風呂もスムーズに進められます。

6.お風呂後のケア

お風呂後のケアも重要です。しっかりとタオルで水分を拭き取り、乾燥させるために暖かい場所で休ませます

また、毛が絡まないようにブラッシングを行い、快適な状態を保つようにしましょう。これにより、猫が清潔で健康な状態を維持できます。

猫のお風呂に必要な物

猫をお風呂に入れる際に必要な物は、次の7つです。

  • 猫用シャンプー
  • 滑り止めマット
  • スポンジ
  • 大きめのタオル数枚
  • ドライヤー
  • ブラシ
  • おやつ(必要に応じて)

1.猫用シャンプー

猫用シャンプーは、猫の皮膚に優しい低刺激の製品を選びます。

人間用のシャンプーは猫の皮膚を乾燥させるおそれがあるため、専用のものを使用することが重要です。

洗浄力が強すぎない、自然成分を含むシャンプーが理想的です。

2.滑り止めマット

滑り止めマットを使うことで、猫がお風呂の中で滑らず安心して立つことができます。

お風呂場の床は濡れると滑りやすいため、マットがあると猫がパニックになるのを防ぎ、ストレスを軽減します。

3.スポンジ

柔らかいスポンジを使うことで、猫の体を優しく洗うことができます。

手で直接洗うよりもスポンジを使う方が、猫の皮膚や被毛に均一にシャンプーを塗布できるため、効率的で快適な洗浄が可能です。

4.大きめのタオル数枚

お風呂の後に猫をしっかりと乾かすために、大きめのタオルを数枚用意します。

タオルで優しく水分を拭き取り、毛が絡まないように注意します。吸水性の高いタオルを選ぶと、乾かす時間を短縮できます。

5.ドライヤー

ドライヤーは、猫の被毛を迅速に乾かすために必要です。

低温設定で風を弱くし、音を怖がらないようにします。ドライヤーを使用する際は、熱くないように注意しながら、少しずつ乾かします。

6.ブラシ

お風呂後のブラッシングは、毛の絡まりを防ぎ、被毛の健康を保つために重要です。

猫の毛質に合ったブラシを使用し、優しくブラッシングすることで、毛並みを整え、抜け毛も取り除きます

7.おやつ(必要に応じて)

お風呂の後におやつを与えることで、猫にとってお風呂がポジティブな経験となるようにします

おやつはご褒美として使用し、お風呂の後に楽しいことが待っていると認識させることで、次回のお風呂もスムーズに進められます。

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猫のお風呂の入れ方

猫をお風呂に入れるには、次の流れで進めます。

  • 必要な物の準備
  • 浴槽の温度をぬるま湯に設定
  • 足元からゆっくり入水
  • 顔以外の全体を濡らす
  • シャンプーを使用する

それぞれの段階ですべきことについて以下で見ていきましょう。

1.必要な物の準備

お風呂に入れる前に、猫用シャンプー、滑り止めマット、スポンジ、大きめのタオル数枚、ドライヤー、ブラシ、そしてご褒美のおやつをすべて揃えておきます。

これにより、入浴中に必要な物をすぐに取り出せるようにし、スムーズに進行できます。

2.浴槽の温度をぬるま湯に設定

浴槽の水温は、猫の体温に近いぬるま湯(約37℃)に設定します。

お湯が熱すぎると猫が驚いたり、ストレスを感じたりするため、快適な温度を保つことが大切です。水を少なめに張り、猫が安心できる環境を作ります。

3.足元からゆっくり入水

猫をお風呂に入れる際は、足元からゆっくりと水に慣れさせます。

突然全身を濡らすと猫が驚くため、足元から徐々に水をかけるようにします。猫が落ち着いているかを確認しながら、少しずつ水に浸していきます。

4.顔以外の全体を濡らす

顔以外の体全体をゆっくりと濡らします。

スポンジや手を使って、優しく水をかけ、猫がリラックスできるように配慮します。

顔に水がかかると猫が嫌がることが多いので、顔は避け、体を中心に濡らしていきます

5.シャンプーを使用する

被毛が十分に濡れたら、猫用シャンプーを適量手に取り、体全体に優しくマッサージするように洗います

シャンプーが毛と皮膚にしっかりと行き渡るように、特に汚れが気になる部分は丁寧に洗いましょう。その後、十分にすすいでシャンプーをしっかりと落とします。

お風呂に入れた後のケア

猫をお風呂に入れた後は、次の3つのケアをすると良いでしょう。

  • タオルドライ
  • ドライヤーで乾かす
  • ブラッシング

それぞれのケアの内容について、以下で簡単に解説します。

1.タオルドライ

お風呂から出たら、大きめのタオルでしっかりと水分を拭き取ります。

タオルで優しく包み込み、押さえるようにして水を吸収させます。ゴシゴシ擦らず、できるだけ猫の毛が絡まないように注意します。

2.ドライヤーで乾かす

タオルドライの後は、低温設定のドライヤーで乾かします。

風量も弱くし、猫が怖がらないように配慮します。ドライヤーを猫の体から適度な距離に保ち、少しずつ全体を乾かします。

3.ブラッシング

完全に乾いた後、ブラシで毛を整えます。毛の絡まりを取り除き、ふんわりとした毛並みを作ります

ブラッシングは猫にとってもリラックスできる時間となり、お風呂の後のケアとして重要です。

関連記事:猫のためにできるリフォームアイデア10選!事例や業者の選び方も

猫に快適な暮らしを提供するために

猫に快適な暮らしを提供するため、ペットリノベーションを行うことを検討してみてください。

ペットリノベーションとは、ペットの体質や性格に合わせて自宅をリフォームすることを指します。

具体的には、滑りにくさとクッション性を備えた床に変更したり、退屈しないために猫が登れる空間を作ったりすることなどが挙げられます

テイストのペットリノベーションでは、長年の経験で培った知識や技術をもとに安心できるサービスを提供しています

ペット業界にも長く携わっているため、多様な場面を想定してリフォームを手がけることが可能です。

すべての工程をワンストップで請け負っているため、お客様からのご要望に対して柔軟な対応もできます。

ペットリノベーションに興味のある方は、ぜひ一度テイストまでご相談ください。

まとめ

お風呂が嫌いな猫が多い一方、子猫の頃からお風呂に入れたり、お風呂に少しずつ慣れさせたりすることでお風呂を好きにさせることもできます。

お風呂に入れる際は、ぬるめ湯を使い、静かな環境で短時間で済ませることが大切です。

お風呂に入れた後も、タオルドライやドライヤー、ブラッシングなどでケアをしてあげてください。

お風呂に入る愛猫の可愛らしい姿を見るためにも、ぜひお風呂に慣れさせるところから始めてみましょう。

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