blogブログ

飼いやすい犬種ランキングを公開!初心者にもおすすめの犬種はどれ?

犬を飼いたいが、特に希望の犬種があるわけではない

犬を買うのは初めてなので、とにかく飼いやすい種類がいい

という方に向けて、飼いやすい犬種をランキング付けしてみました。

犬は古くから品種改良を続けられ、遺伝子レベルで人間と生活を共にするものと刻まれています。

しかし、犬種によって懐きやすさや物覚えの良さ、性格の傾向が異なるのも事実です。

本記事では飼いやすい犬の条件を決めた上で、大型犬、中型犬、小型犬とサイズに分けておすすめの犬種をランキング3位まで紹介します。

マンションや室内でも飼いやすい犬、留守番が得意な犬、抜け毛が少ない犬など条件別でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

初心者でも飼いやすい犬の特徴とは?

まずは初心者の方でも飼いやすい犬の条件とはどんなものか見ていきましょう。

 

性格や気質

もちろん個体差や生活環境による変化はありますが、犬種によって性格や気質の全体的な傾向は似通っていることが多いです。

これは品種改良の歴史の中で、人間とどのような暮らしをしてきたかが起因しています。

例えば、見世物として闘犬に出ていた種類を先祖に持つ犬は他の犬を見ると闘争心が湧き上がって激しく吠えたり、王族に愛された犬は少しわがままな気質を持っていたりなどさまざまです。

 

しつけのしやすさ

しつけのしやすさとは、いわゆる頭の良さとも言い換えられるでしょう。

これは性格や気質とは少し別角度で考えなければなりません。性格が良く気質が穏やかだからといってしつけがしやすいかというと、そういうわけではありません

例えば、とても良く懐いているのに名前を呼んでも来なかったりトイレをいつまでも覚えられなかったりする場合もあれば、一匹狼な性格でも難しい芸を覚えられるといったケースもあります。

頭が良すぎるがゆえに飼い主を見下したりする犬もいるので、初心者であれば、どちらかというと懐きやすさを重視した方が良いかもしれません。

 

運動量

犬種によって1日に必要な運動量が全然違います。

一般的に、大型犬や一部の中型犬は大自然の中を走り回っていた種族の末裔であるため、運動することが好きな個体が多いです。

特に運動性能の高い犬種であれば、1日に朝夕2回、計2時間ほどの散歩が必要になる場合もあるでしょう。

反対に、一部を除く小型犬は室内でも飼えるように品種改良されてきた種類であるため、それほど多くの運動量を必要とはしません。

とはいえ運動不足は肥満やストレスの原因ともなるため、ある程度の運動量はどの犬種でも確保する必要があります。

 

手入れのしやすさ

手入れのしやすさを左右するのは主に毛の長さと抜け毛の多さでしょう。

毛の長い犬は放置しておくと毛玉ができて皮膚トラブルの原因となるため、頻回なトリミングが必要になります。

また、抜け毛の多い犬を飼うと家の掃除が大変になったり、家族の誰かがアレルギー症状を起こす可能性にも留意しなければなりません。

 

遺伝病の少なさ

犬種によって内臓の強さや体の構造が異なっており、これらが原因で発症する病気や疾患を「遺伝病」と呼びます。

特に多いのは大型犬の股関節形成不全や小型犬の膝蓋骨脱臼などで、生まれながらにして関節の形状に欠陥を抱えているため、多くの個体がこのような疾患を発症します。

また、頭から首にかけての形状によって呼吸不全が起こりやすく、全身麻酔をかけること自体がリスクになってしまう犬種もいるので注意が必要です。

 

生活環境への適応性

犬の寿命はだいたい10~15年くらいであり、その間には引っ越しなどで生活環境が大きく変わることもあるでしょう。

また、飼い主さんが旅行や出張などで家を留守にする際、ペットホテルや知人に預かってもらうこともあると思います。

このような場合にすんなりと新しい環境に慣れてくれると助かりますが、これは犬種で決まるというよりは、子犬の頃からそうした経験をしてきたかが大きく影響するようです。

 

吠えやすさ

犬の吠える声はしばしば近所とのトラブルの原因になるため、できれば吠えない・吠えにくい犬を飼いたいというのが正直なところでしょう。

過去には犬の鳴き声がうるさいということで、近所の住人が庭で飼われている犬に石を投げたり角材で殴ったりといった痛ましい事件も起きています。

特に住宅密集地やマンションなどの集合住宅で犬を飼う場合には注意が必要です。

 

関連記事:毛が抜けない犬とは?抜け毛が少ない犬種ランキングや一緒に暮らすための注意点を紹介

 

 

【小型犬】飼いやすい犬ランキングTOP3

まずはじめに飼いやすい小型犬ランキングTOP3を紹介します。

 

トイ・プードル

元々フランスで水猟犬として育てられていたプードルをペット用に小型化した犬種です。

日本ではすっかりプードル=小型犬のイメージですが、先祖のスタンダード・プードルの大きさを見てビックリしたことのある方もいるのではないでしょうか。

このトイ・プードルは、近年あらゆるメディアによる小型犬の人気ランキングで1位に君臨し続けています。

愛らしいつぶらな瞳とクルクルの毛が特徴的で、賢い上に友好的な性格のため、非常に飼いやすい犬種であることが人気の理由です。

長毛種ではなく抜け毛は少ないですが、毛玉になりやすいので手入れは必須となります。そのため、年間でのトリミング費用は少し高めにつくでしょう。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★★★
  • 運動量★★★⭐︎⭐︎
  • 手入れのしやすさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 遺伝病の少なさ★★★⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★★★⭐︎⭐︎

 

ミニチュア・ダックスフンド

古くはドイツなどで猟犬として使われていたダックスフンドをペット用に小型化した種類です。

アナグマやウサギなどの小型獣を狩るために、狭いトンネルに潜り込むことに特化した垂れ耳、胴長、短足といった身体的特徴を持ち、この見た目がユニークで可愛らしいことで、ペットとしても大変な人気を誇っています。

猟犬だった歴史から人間に対して従順かつ友好的です。毛も短いので手入れが比較的簡単なのも嬉しいポイントです。

見た目に反して鳴き声が大きく通ること、また、胴長な犬の運命とも言えますが、多くの個体が腰のヘルニアを発症することが難点です。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★⭐︎⭐︎
  • 運動量★★★⭐︎⭐︎
  • 手入れのしやすさ★★★★★
  • 遺伝病の少なさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★★★★★

 

ポメラニアン

英国のヴィクトリア女王に愛された犬として知られ、セレブが抱っこしているイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その出自からもわかるとおり、わがままで気が強い性格であることは否めませんが、非常に懐きやすく、賢いため命令や指示をすぐに習得します

運動量がそこまで必要ないのも人によっては評価が高いポイントでしょう。

よく吠えますが、声自体はあまり大きくありません。

長毛種であるため毛玉やもつれはかなりできやすく、また、軟骨の変性によって気管が狭くなる「気管虚脱」や、膝蓋骨脱臼といった遺伝病が多いのが心配な点です。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★⭐︎⭐︎
  • 運動量★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 手入れのしやすさ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
  • 遺伝病の少なさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★★★★⭐︎

 

 

【中型犬】飼いやすい犬ランキングTOP3

続いては中型犬のランキングを紹介します。

 

シェットランド・シープドッグ

「シェルティー」という別名で記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

元々はイギリスで牧羊犬として育てられていた犬種で、小型のコリーのような見た目をしています。

牧羊犬全般に言えることですが、とにかく賢くて従順、さらには警戒心が強いため、愛玩犬にも番犬にもなってくれる存在です。

長く美しい被毛と、理知的かつ可愛らしい顔つきで人気があり、アジリティなどのドッグスポーツでも活躍します。

唯一注意点があるとすれば、長毛種であるため非常に抜け毛が多いことでしょうか。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★★★
  • 運動量★★★★⭐︎
  • 手入れのしやすさ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
  • 遺伝病の少なさ★★★⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

イギリスのウェールズ地方で牧羊犬として育てられていた犬種で、エリザベス女王Ⅱ世に可愛がられていた犬としても知られています。

胴長短足が特徴で、重心が低いことから牛の脚を噛んで追い立てることを得意としていました。

俊敏でありながら丸々としたフォルムやぷりっとしたお尻などのユニークな体型、表情豊かな顔立ちが魅力となって、家庭犬として世界中で人気があります。

実は抜け毛がかなり多いことや、運動量が多く散歩の時間が長くなりがちなこと、腰のヘルニアなどが注意点といえるでしょう。

  • 性格や気質★★★★⭐︎
  • しつけのしやすさ★★★⭐︎⭐︎
  • 運動量★★★★⭐︎
  • 手入れのしやすさ★★★⭐︎⭐︎
  • 遺伝病の少なさ★★★⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★★★★★

 

イタリアン・グレーハウンド

古代エジプトやローマ時代にまで遡る歴史を持つ、小型獣用の狩猟犬を先祖に持つ犬種です。

ルネサンス時代のイタリアでは宮廷や貴族の家庭で愛され、絵画や彫刻のモチーフにもなりました。

細身ですらりとした体型や精悍な顔立ちをしており、ハウンド系の中では温和な性格や飼い主に忠実であること、さらには抜け毛がほとんど気にならないなど、飼いやすい条件を多く満たしています。

身体能力が高く非常に活発ですが、骨が細く骨折しやすいのが難点であるといわれています。

  • 性格や気質★★★⭐︎⭐︎
  • しつけのしやすさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 運動量★★★★⭐︎
  • 手入れのしやすさ★★★★★
  • 遺伝病の少なさ★★★⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★⭐︎⭐︎
  • 吠えやすさ★★★⭐︎⭐︎

 

 

【大型犬】飼いやすい犬ランキングTOP3

サイズ別ランキングの最後は大型犬です。

 

ラブラドール・レトリバー

元々はカナダにルーツを持ち、イギリスへ輸入されて品種改良が行われました。猟師による網漁への協力や、猟犬としても活躍した歴史を持っています。

全犬種の中でも屈指の賢さを持ち、訓練しやすいため、盲導犬や介助犬、捜索救助犬などに抜擢されることも。

性格も穏やかで、社交的かつ人懐っこいことから、世界中でペットとして愛されています。

運動も好きで海の近くで活躍していたことから水にも強いため、アウトドアやレジャーを好む飼い主さんの良き相棒になってくれるでしょう。

短毛種でありブラッシングは楽ですが、実は意外と毛が抜けやすい点には注意が必要です。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★★★
  • 運動量★★★★★
  • 手入れのしやすさ★★★★★
  • 遺伝病の少なさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★★★
  • 吠えやすさ★★★⭐︎⭐︎

 

ゴールデン・レトリバー

飼いやすい大型犬と聞いて、真っ先にゴールデンレトリバーを想像する方も多いのではないでしょうか。

金色の柔らかい被毛が特徴的で、穏やかで友好的な性格を表すかのような優し気な顔立ちも魅力です。

非常に愛情深く、家庭に小さなお子さんがいる場合は、その子守りをするようなアクションをとることも珍しくありません。

非常に知的で家庭犬に求められる資質を全て兼ね備えており、盲導犬、セラピー犬、捜索救助犬として活躍する姿も多く見られます。

実はラブラドールとの順位付けでかなり迷いました。

本記事では初心者向けの犬を紹介するということなので、短毛種で毛の手入れが比較的簡単なラブラドールを1位としました。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★★★★
  • 運動量★★★★★
  • 手入れのしやすさ★★⭐︎⭐︎欲しい
  • 遺伝病の少なさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★★★
  • 吠えやすさ★★★⭐︎⭐︎

 

シベリアン・ハスキー

極寒の地、シベリアにルーツを持つソリ犬として知られる犬種です。

白銀の被毛に勇猛な顔立ち、青い瞳と、オオカミを彷彿とさせる外見をしており、遺伝子的にもオオカミに非常に近い種となっています。

このことから獰猛で人間にあまり懐かないのではないか、と思われがちですが、性格は温厚で、その姿からは想像できないほど甘えん坊な個体が多いです。

また、先祖らしくオオカミのような遠吠えをすることもありますが、基本的にそこまで吠える犬ではありません

寒い土地で生まれたため消耗を極限まで抑えられる体質であり、少ない食料でも活動できるのは生物としては優れていますが、散歩の時間をあまりとれない家庭では活動量の多さがネックになることもあるでしょう。

また、極度の暑がりなので、日本の夏を乗り切るためには飼い主さんが気をつかってあげる必要があります。抜け毛もかなり多い方です。

  • 性格や気質★★★★★
  • しつけのしやすさ★★⭐︎⭐︎⭐︎
  • 運動量★★★★★
  • 手入れのしやすさ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
  • 遺伝病の少なさ★★★⭐︎⭐︎
  • 生活環境への適応性★★★★★
  • 吠えやすさ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 

関連記事:犬を部屋で飼うためのコツ|注意点やポイントを紹介

 

 

【条件別】飼いやすい犬を紹介

ここからは条件別で飼いやすい犬を紹介します。

ここまで紹介してきたのはあくまで筆者の主観で選んだサイズ別のTOP3であり、他にも飼いやすい犬は存在します。

ここからは、先述のランキングで登場していない犬種も出てくることを予めお伝えしておきます。

 

マンションでも飼いやすい犬は?

まずマンションで飼いやすい犬ですが、体がそれほど大きくないことと生活環境への適応力の高さ、吠えにくさなどがポイントとなるでしょう。

それらを兼ね備えているのが下記の犬種です。

  • シェットランド・シープドッグ
  • 柴犬
  • チワワ

 

室内で飼いやすい犬は?

室内で飼いやすい犬の条件もマンションで飼いやすい犬とほぼ同様であるため、おすすめの犬種は同じです。

庭付きの一軒家や、コンスタントに運動量を提供できる環境であるならば、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーのような大型犬もストレスなく過ごせるでしょう。

  • シェットランド・シープドッグ
  • 柴犬
  • チワワ

 

留守番が得意な犬は

家を空ける時間が長い飼い主さんは、留守番が得意な犬を飼うと良いでしょう。

自立心の高い犬種は一人遊びを身につけるのも得意で、留守番を任されても苦に感じることがあまりないとされます。

反対に人懐っこい犬は非常に可愛いのですが、飼い主が外出している間ずっと吠えたり、家の中を荒らしたりする「分離不安症」を発症することもあり、子犬の頃からべったりしすぎないよう注意が必要です。

自立心が高い、あるいは飼い主が不在の状況を対して気にしない傾向のある犬種は以下のとおりです。

  • 柴犬
  • シェットランド・シープドッグ
  • ハウンド系

 

抜け毛が少ない犬は?

筆者は小さい頃から犬を飼っていますが、抜け毛は実はかなり大きな問題です。

ホコリが溜まるスピードが他の家庭とは比にならないレベルで、扇風機のプロペラの根元や空気清浄機のフィルターに溜まるので掃除が大変です。

また、毛が原因と思われるアレルギー症状が出ることもあります。

服の素材によっては毛が絡み付いて外出前にブラッシングで落とすのも大変だったりするので、長毛種の特定の犬を飼いたいという希望がなければ短毛種を選ぶのが無難でしょう。

  • ヨークシャー・テリア
  • マルチーズ
  • トイ・プードル

 

関連記事:狭いリビングで犬のケージをおしゃれなレイアウトにするには?

 

 

ペットとの快適な生活をリフォームで実現

株式会社テイストでは、ペットと飼い主さんの両方が快適に暮らせるよう、ペットリノベーションを提供しています。

子犬を家に迎えた場合、足腰に負担がかからないようにするための床材の選択や、齧っても大丈夫な素材の家具の設置など、考えなければならないことが山ほどあります。

テイストでは10年以上に渡ってペット業界に携わり、子犬が安全に暮らすにはどういった条件が求められるのかなど、ペット飼育に関するノウハウを蓄積しております。

下記のページでペットリノベーションの事例をご紹介していますので、是非チェックしてみてください。

 

 

まとめ

本記事では飼いやすい犬のランキングを紹介しました。

「この犬種が好きだから飼いたい!」という希望が何より優先されるべきなので、まずはその気持ちを第一に選びましょう。

一方で、これから十数年をともにする家族を迎える上で、あなたやご家族のライフスタイルなどに合わせて後悔のない選択をすることも大切です。

そのために本記事が少しでも参考になれば幸いです。

また、子犬を迎えるにあたりご家庭の環境を整備することも重要になるので、ペットリノベーションをご検討の際は、ぜひテイストまでご相談ください。

 

 

STORE

PetRideのWEBショップがオープンしました。

お待たせしました!!待望のねこのスキップの販売開始です!!その他の商品も随時販売開始予定!!
インテリアに合わせた家族のためのアイテムを手に入れて、幸せなペットとの暮らしを楽しみましょう!!

CONTACT

平日:9:00 ~ 18:00