
猫と一緒に暮らすうえで、引越しは最大級のイベントといっても過言ではありません。
人間だけでも大変な作業ですが、猫がいることで注意すべきことが多くなります。
本記事では愛猫との引越しを安全かつスムーズに行うため、手順・注意点・引越し後のストレスケアなどを解説します。
Instagram:わんにゃん家具【PetRide公式】
Contents
猫との引越しの全体の流れ
猫との引越しは、当日までの準備、移動、引越し後のケアと3段階に分けて考えるとスムーズです。
事前に流れを把握しておくことで、猫も飼い主も安心して臨めます。
当日までの準備
- 引越し先の動物病院を確認
- 猫の移動手段を確保しておく
- 猫のキャリーバッグやケージを用意
- 引越し業者に猫がいることを伝えておく
当日:旧宅
- ケージやお風呂場などに猫の居場所確保
- または、ペットシッターやペットホテルを利用
当日:移動
- 作業が終わったら一緒に車などで移動
- 移動中は撫でるなどして安心させる
- 電車など公共交通機関は混雑時を避ける
当日:新居
- 猫が安心して過ごせる場所を作る
- 猫のトイレ・ごはん・水・安心できるスペースを設置
引越し後
- 猫の様子を観察
- ストレスのケアに努める
猫との引越しの最大の注意点は「猫のストレス」と「脱走」
猫が引越しでもっとも影響を受けやすいのは、ストレスと脱走のリスクです。
これらを事前に把握し、対策をとることが大切です。
猫のストレスサインを見逃さない
猫がストレスを感じていると、以下のような行動が見られます。
- 部屋の隅や家具の陰に隠れて出てこない
- 鳴き声を一切出さなくなる
- 普段は出さない声で鳴く
- 食欲がない・水を飲まない
- 過剰に毛づくろいをする
- 攻撃的になる
- 怯えて体を硬くして震えている
これらのサインが見られたら、安心して隠れられる場所を作り、適宜作業を中断しながら撫でたり様子を見たりすることが大切です。
引越し中は脱走の防止を徹底する
引越し中は猫の様子がなかなか分からなくなるため、脱走のリスクが高まります。
特に玄関や窓を開けるときは、猫用ケージやキャリーバッグを活用して隔離し、外に出てしまわないように注意しましょう。
また、引越し業者には事前に猫がいることを伝え、ドアを開けるときには逐一注意してもらう必要があります。
当日までの準備すべきことと注意点
準備段階からしっかりと対策を練ることで、当日のトラブルを最小限に抑えられます。
引越し先周辺の動物病院を調べておく
引越し後は環境の変化によって体調を崩す可能性があるため、早めに最寄りの動物病院を調べ、アクセスや診療時間を把握しておきましょう。
当日の猫の移動手段を確保しておく
当日、猫の移動は自家用車やタクシーがベストです。公共交通機関を利用する場合は混雑を避け、早朝や深夜を選ぶ必要があります。
猫の移動の流れを決めておく
猫の移動に関しては、以下のポイントをおさえて流れを決めておくと安心です。
- いつ新居へ移るか
- 誰と一緒に移動するか
- 一時的にペットホテルなどを利用する場合のスケジュール
猫のキャリーバッグやケージを用意しておく
普段使ったことがない方も、キャリーバッグやケージは脱走防止のために取り入れたいアイテムです。病院へ通う際や来客時などにも活用できます。
引越し業者に猫がいることを伝えておく
引越し業者には、あらかじめ室内飼いの猫がいることを周知してもらいましょう。
せっかく隔離した部屋を不用意に開けてしまい、脱走する恐れがあります。
家族や友人などに応援要請しておく
引越しに関して1名以上の協力者がいれば、作業中に面倒を見てもらったり、一時的に預けられたりするため便利です。
誰の協力も得られない場合などは、ペットホテルやシッターなどを利用しましょう。
引越し当日にやるべきこと
引越し当日は、猫の安全とストレスケアを第一に考えて行動することが大切です。
ケージやお風呂場など猫の居場所の確保
- 旧宅・新居ともに、脱走防止のためケージやお風呂場に居場所を作る
- 引越し業者に猫の存在を伝える
- 猫がいる部屋のドアに張り紙をし、不用意に開けないよう工夫する
猫用リードを利用する手もありますが、自分で外してしまったり、自由に動けないストレスから暴れてしまったりする可能性もあるため注意が必要です。
移動中は猫を必ずキャリーバッグに入れる
- 自家用車でも脱走の危険があるため注意する
- 移動中は撫でたり声をかけたりして安心させる
- 公共交通機関を使う際は混雑時を避ける
猫のストレス状態をチェック
- 作業中も常に猫の様子や体調を気に掛ける
- 旧宅で使っていた毛布や、飼い主の匂いのついたものを一緒に置いておく
引越し後の猫のストレスケア
無事引越しが終わった後も、しばらくの間ストレスフルな環境が続きます。
飼い主が積極的に猫と関わり、環境に慣れるためのサポートをしてあげましょう。
猫が次のような行動を見せた場合は、ストレスが溜まっているサインです。
- ごはんを食べなくなった
- 水を飲まなくなった
- 見るからに元気がない
- トイレ以外の場所で粗相してしまう
- 毛づくろいの回数が異常に多い・少ない
- 普段は鳴かない声で鳴く
- 家具の裏や隙間に入り込み出てこない
- 攻撃的になり体に触れさせない
また、下痢や嘔吐が続く、数日間食事をとらない、毛が抜けて皮膚が見えるほどになっている場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
引越し後にやるべきこと
引越し後は早めの段階で住所変更や安全対策を行いましょう。
マイクロチップの住所変更手続きをしよう
猫にマイクロチップが登録されている場合は、引越しに伴い住所を更新する必要があります。
- 登録情報の変更届を取り寄せる(公式サイトからダウンロードする)
- 必要事項を記入する
- 郵送で提出する
- 情報が更新されたことを確認する
これにより、万が一猫が迷子になった場合でも、新しい住所に保護の連絡が届くようになります。
猫の脱走に注意!対策を徹底しよう
新居は猫にとって未知の環境です。
窓やドアの開閉には十分に注意し、以下のような対策を行いましょう。
- 窓やドアの開閉時は網戸に頼らず、猫をケージに隔離する
- ベランダに脱走防止ネットを設置する
- 玄関に出られないようペットガードを設置する
- 家具や壁の隙間など、猫が入り込める隙間をふさぐ
- 脱走する前にマイクロチップ登録や迷子札付きの首輪を用意する
これらの対策を徹底することで、猫が新しい家で安心して暮らし、ストレスなく環境に慣れることができます。
ペットライドは猫ちゃんが快適に暮らすためのアイテムを販売

ペットライドでは、愛猫がのびのびと過ごすことができるアイテムを取り扱っています。
猫のひみつ基地

インテリアになじみやすい5色のカラーから選んでいただける、猫ちゃん専用のひみつ基地です。
穴の位置を選ぶことができるため、設置場所に合わせて選んでいただけます。また、トイレの設置も可能なので、ひみつ基地だけでなく猫ちゃんの大切なプライベート空間としてご利用いただけます。
猫のスキップ

幅30cm・奥行き20cmのコンパクトなサイズ感で、お部屋の圧迫を抑えた設置が可能な壁付けのステップ台です。
カーペット加工のため、足を滑らす心配もなく安心して遊んでもらうことができます。
猫の通りみち

キャットウォークとして使っていただける「ねこの通りみち」は、運動スペースとしてはもちろん、隠れ家にもなるグッズです。
「ねこのスキップ」と同じく表面がカーペットのため、安心してお散歩ができます。
まとめ
猫との引越しでは、事前準備、当日の対応、引越し後のケアが成功の鍵となります。
ストレスや脱走対策を徹底し、安心できる環境を整えることで、猫も飼い主も安全で快適な新生活をスタートできます。


