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猫を飼うんじゃなかったと思ってしまう理由|後悔しないためのお迎え準備とは?

ふわふわとしていて可愛らしく、ペットの中でも人気の高い猫。

多くの方が猫と素敵な毎日を送っていますが、中には「飼うんじゃなかった」と後悔してしまう方もいるようです。

今回は猫を飼うんじゃなかったと感じてしまう原因や、後悔しないための対策についてご紹介します。

猫を飼うんじゃなかったと思ってしまう理由

猫をお迎えした後に「飼うんじゃなかった」と感じてしまうのには、いくつかの原因が挙げられます。

お迎えする前に確認しておくことで、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。

部屋が散らかったり傷つく

猫は一日の大半を寝て過ごしますが、おもちゃを使ったり走り回ったりといった運動も大切な時間です。

活発な猫であればあるほど、部屋が散らかったり傷ついたりしてしまうでしょう。

お迎えする前に部屋へのダメージについて理解していなかった方の中には、「こんなはずじゃなかった」とショックを受けてしまう方もいるようです。

また、猫は常に爪を鋭利な状態に保っておくことで、いつでも獲物を捕まえられるように準備をしておく習性があります。

室内飼いの猫であってもこの習性が抜けることはないため、爪とぎアイテムなどを用意しておかなければ家具や床・壁を傷つけてしまうでしょう。

さらに、猫は短毛種であっても多くの毛が抜けるため、頻繁に掃除が必要です。

大切な衣類に毛がついたり、猫のニオイがついたりすることもあり、大変さを感じる方も少なくありません。

ペット用品や環境整備が大変

猫を飼う上では、食事面やトイレ面など様々なペット用品を揃える必要があります。

一度購入すれば長期間使えるものもある一方、毎月買い足さなければならないものも多いでしょう。

中には特定のフードでなければ食べてくれない子や、おもちゃをすぐに壊してしまう子もいるため、想像以上の大変さを感じる方も少なくありません。

食費・医療費などお金がかかる

猫を飼う上で大切なのは、お金に余裕がなければならないといった点です。

毎日必要となる食事だけでなく、体調が悪くなったときの医療費など、急な出費に悩む方も多いのではないでしょうか。

ペットの医療費は人間と同じ保険が使えないため、ペット用保険に入っていなければ完全実費となる点に注意が必要です。

大規模な手術をしたり、入院期間が長引いたりする場合、数十万といった費用が必要になる場合もあります。

猫中心の生活になる

猫は気まぐれなため四六時中構っていなければならないわけではなく、お迎えした後もしっかりと自分の時間を確保しやすい動物です。

しかし、だからといってお迎えする前と全く同じ生活を送れるとは限りません。

おもちゃで遊んでほしいあまりに鳴いておねだりをしたり、おやつをねだって走り回ったりすることもあり、静かに過ごせない時間も出てくるでしょう。

遠くに旅行する際は親戚やペットホテルに預けたり、そもそも旅行を諦めたりしなければならず、趣味が制限される可能性もあります。

いつかお別れしなければならない

どのペットにも当てはまることとして、人間よりもはるかに寿命が短く、いつかはお別れしなければならない点に注意が必要です。

ペットだからと簡単に考えていた方が、実際にペットとの別れを経験し、ペットロスに陥ってしまうことも珍しくありません。

心の傷が元で生活に張り合いがなくなったり、引きこもりがちになってしまったりするケースもあります。

関連記事:猫はなぜ爪とぎするの?意味を知って適切に防止対策をしよう

猫を飼うんじゃなかったと後悔しないためのお迎え準備

猫を飼うんじゃなかったと感じる方の中には、しっかりとお迎えの準備ができていなかった方も少なくありません。

猫はもちろん人間のストレスも軽減するために、お迎えの準備を徹底的に行うことが大切です。

部屋の整理整頓する

大切なものを壊されてしまったり、衣類に毛がついたりすることを防ぐためには、第一に整理整頓をしておくことが大切です。

猫が開けられないクローゼットなどに収納したり、大切なものが入った部屋を出入り禁止にしたりすることで、ハラハラせずに済むのではないでしょうか。

小さなものを猫が誤飲し、窒息する危険性も軽減できます。

爪をとぐための場所を用意する

猫はどれだけ禁止していても爪をとぎたくなる生き物です。

こまめに爪を切ってあげることも大切ですが、それに加えて自由に爪をとげる場所を用意してあげましょう。

特に傷つけてほしくない壁や床から離れた場所に爪とぎを用意し、決まった場所で手入れをしてもらえるように工夫することが大切です。

マットやカーペットを敷く

猫はツルツルとしたフローリング上で歩くことが難しく、時には滑って怪我をする可能性があります。

爪とぎによる傷を防ぐためにも、猫が過ごす部屋にはマットやカーペットを敷くと良いでしょう。

消臭効果のあるものや洗濯機で手軽に洗えるものなどは、常に清潔な状態で使用でき、猫のニオイも気になりにくくなるといったメリットがあります。

たとえペットを飼っても良いとされている物件であっても、過剰な傷は退去時に修繕費用を請求される可能性があるため、何らかの対策を行うことをおすすめします。

危ないものは隠す

人間は問題なく使えるものでも、猫にとっては未知のものとなるため、爪や牙で傷付けてしまう場合があります。

傷が付くだけならば良いですが、電源コードなどを噛んだ場合、感電する可能性があるため注意しましょう。

ペット用ゲートなどで配線周りを隠したり、浸かっていないコンセントはこまめに抜いたりと、万が一のことを考えて対策を行う必要があります。

また、猫にとって有害な食べ物も、目に触れる場所に置かないよう注意が必要です。

タマネギやネギといった野菜、チョコレートなどのお菓子類は、誤って食べてしまわないような場所へ収納しましょう。

子どものお菓子を漁って中毒を起こしたり、買い物袋から飛び出たネギをかじってしまったりするケースも珍しくありません。

脱走対策をする

猫との生活が始まったばかりのときや、ようやく慣れてきたと感じるタイミングで、思わぬ拍子に猫が脱走してしまう場合があります。

無事に戻ってこられれば良いですが、これまで室内飼いを主に行ってきた子であれば、外の様子が分からず迷ってしまう可能性もあります。

家周辺の道路に飛び出し、運悪く事故に遭ってしまうこともあるでしょう。

こういった悲しいトラブルを防ぐため、猫を迎える際は厳重な脱走対策を行うことが大切です。

玄関にペットガードを設置し出入りの際に脱走しないよう注意したり、網戸にロックをかけて猫が自分で開けるのを防いだりすると良いでしょう。

網戸や窓のロックは小さな子どもの転落対策として販売されているものも十分に活用できます。

危ない場所へ入れない工夫をする

人間にとって住みやすい環境でも、猫にとっては様々な危険に溢れています。

先ほども触れた「食べてはいけないもの」に触れないことはもちろん、玄関やキッチン・浴室など危険な場所へは入れないように対策を行いましょう。

飛び出しが危惧される玄関、IHの誤作動や炊飯器による火傷のリスクがあるキッチンなど、それぞれのアイテムに注意するよりも部屋そのものに入れないよう対策を行った方が確実です。

上下運動ができる場所を作る

猫は平らな場所を走り回るよりも、高いところに上ったり下りたりする運動を好む性質があります。

どれだけ広々とした家でも、上下運動ができないことが原因でストレスを溜めてしまう子もいるようです。

棚や冷蔵庫の上などに上がれるよう清潔な状態を保ったり、キャットタワー・キャットウォークを設置して安全に楽しんでもらったりと、猫が心行くまで身体を動かせる環境を整えましょう。

気を付けておきたいのは、子猫を飼う場合やお迎え直後に外出するときなど、猫をケージに入れておく時間です。

ケージは部屋同様に広々としたものではなく、縦に長く上下運動ができるものを選びましょう。

何段にも分けたケージを選ぶことで、下段はトイレ、中段は食事、上段は寝床などスペースを分けて利用できるといったメリットもあります。

猫にとって適切でない環境はストレスになる?

猫は基本的に自由な生き物のため、人間と一緒に暮らす中で行動に制限ができるとストレスが溜まりやすくなります。

先ほど触れた上下運動ができない場合はもちろん、爪とぎが十分にできなかったり、常に音に囲まれており静かに過ごせる場所がなかったりする場合も中が必要です。

犬が飼い主に懐く生き物である一方、猫はその空間に懐くといわれています。

つまり、猫にとって「引っ越し」は、それまでの居住地を離れるため大きなストレスがかかります。

頻繁に引っ越しや模様替えをすることなく、猫が落ち着いて過ごせる居場所を作ってあげましょう。

また、猫は気ままな動物だといったイメージが強く、人間がかまってあげなくても良いのではないかと考える方もいます。

とはいえ猫であっても甘えたがりの子や遊び好きの子が多く、飼い主がいない時間が続けばストレスになってしまうでしょう。

他に同居している動物がいる場合、気が合う動物であれば良いですが、お互いの存在がストレスになってしまう動物もいるため注意が必要です。

関連記事:猫がストレスを感じるのはどんな時?快適な暮らしをさせてあげるには

猫の代表的なストレスサイン

猫は人間の言葉を話せないため、一見何のストレスも感じていないように見えます。

しかし猫は様々なサインで私たちにストレスを教えてくれており、その些細な変化にいち早く気が付くことで、体調不良等のトラブル防止に役立つでしょう。

一緒に過ごす時間が短ければ短いほど、猫の様子を細かくチェックすることが大切です。

食欲不振

いつもはご飯をよく食べたり、おやつをねだったりすることの多い猫ですが、ストレスを感じると食欲が落ちてしまう場合があります。

空になっているはずの食器にご飯が残っている場合や、おやつをしまっている場所を開けてもおねだりに来ない場合などは、何らかのトラブルを抱えているかもしれません。

放っておくと体調不良や病気になってしまう可能性も高いため、かかりつけの動物病院へ相談し、食欲不振の改善に努めましょう。

トイレ以外での排泄

猫は綺麗好きな生き物のため、基本的にトイレを覚えたらその他の場所では排泄をしなくなります。

しかしストレスが溜まっていると、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうことがあります。

ストレスが溜まってイライラしたり、モヤモヤとした気持ちを発散させたりするために行っているため、不自然な排泄に気が付いたときはストレスの原因を探ることが大切です。

過度なグルーミング

グルーミングとは、自分の舌を使って毛並みを整える行動であり、多くの猫に見られる安心行動です。

リラックスしているときや身体を綺麗にしたいときにも見られる行動ですが、ストレスが溜まっていると必要以上にグルーミングをしてしまう子がいます。

舐めすぎて一部の毛が抜けてしまったり、舐めるだけではなく噛んで傷をつけてしまったりすることもあるため、普段のお手入れであっても注意深く観察することが大切です。

いつもと違う場所での爪とぎ

猫にとっての爪とぎは、自分の爪を鋭利に保つ目的だけでなく、傷を付けた場所は自分の縄張りであるといったアピール目的でも行われます。

一匹だけを飼っている場合は決められた場所で爪とぎをしてくれることも多いですが、他にも複数の猫がいたり、別の動物を飼っている場合は注意が必要です。

多頭飼いが原因でストレスを感じている子は、自分の縄張りで安心して過ごしたいと考えるため、これまでよりも強い縄張り意識を持つようになります。

あらゆる場所で爪をとぐことで縄張りを広げ、周りを気にせず過ごせるように工夫しているのかもしれません。

睡眠時間が長い

猫は様々な動物の中でも睡眠時間が長いことで知られていますが、良く見ていると散歩をしたりご飯を食べたりする時間はしっかりと確保されています。

時には飼い主の元へ来て、おもちゃで遊んでほしいとおねだりすることもあるでしょう。

そんな猫がいつ見ても寝ていて、ご飯やおもちゃに興味を示さなくなった場合、ストレスにより引きこもってしまっている場合があります。

これは様々な問題行動の中でも強いストレスを感じているときの行動となるため、異変を感じたときはすぐにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。

真空行動

何もきっかけがないにも関わらず突然大声で鳴き始めたり、何かに追われるように走り回ったりする行動を「真空行動」と呼びます。

これは猫が強いストレスを感じていることを表しており、ストレス発散のために行っているといわれています。

真空行動は猫のストレスに気が付きやすいポイントとなるため、異変を感じたときは他の猫との関係性や居住環境などを見直してみましょう。

飼い主・同居動物への攻撃

普段は大人しい猫ですが、ストレスが溜まると他のペットや飼い主に攻撃することがあります。

これも真空行動同様、異変に気が付くきっかけになるため、むやみに怒るよりも先に原因を探ってみましょう。

攻撃がきっかけで飼い主との距離が開いてしまうと、新たなストレスを生む可能性があります。

ペットライドは「ペットと共に暮らす」をテーマにしたインテリアを提供

ペットライドは、ペット業界に携わって10年以上のノウハウを有しており、猫の習性を理解した製品作りや施工を行っています。

言葉を話せない猫は様々な形でストレスを表しますが、大切なのはそもそもストレスを溜めさせないことであり、飼い主は猫へ過ごしやすい毎日を提供する義務があります。

もちろん猫だけでなく人間にも過ごしやすい空間とすることで、両者にとって心落ち着く我が家となるでしょう。

猫がストレスを発散する際は、壁や床・家具などが傷つくこともあります。

大切な我が家が傷ついてしまうのを防ぐため、壁や床を爪に強いものへ変更したり、キャットタワーやキャットウォークを設置し上下運動がしやすいよう工夫してあげましょう。

ペットライドではおうちに合った施工をするべく、完全オーダーメイドで要望をお伺いしています。

まとめ

せっかく猫をお迎えしたにも関わらず、「飼うんじゃなかった」と悲しい気持ちになってしまう方もいます。

大切な家族となる猫と長い間素敵な関係を築けるよう、猫にとってのストレスを最小限に抑えるなど、あらゆる工夫を行うことが大切です。

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