
犬と暮らすことで、「心が穏やかになった」「家族の会話が増えた」と感じた経験はありますか?
実はこれらの癒し効果には、科学的な裏付けと心理的な効果の両方が関わっています。
本記事では犬が持つ癒し効果について、実際の事例を交えながら解説します。
Instagram:わんにゃん家具【PetRide公式】
Contents
犬の癒し効果って本当?ペットが人間に与える影響がすごい!
犬を飼うと、生活に活気が生まれ、飼い主や家族の心が自然とほぐれていきます。
これは犬との信頼関係があって初めて、癒し効果が最大限に発揮されるもの。
しつけや日々のコミュニケーションを通じ、犬と固い絆を築くことこそが、私たちに安心感と幸福感をもたらします。
飼い主が元気になる
犬は毎日の散歩を必要とするため、飼い主にとっても自然と外に出る習慣が身に着きます。
飼い主の中には、「朝から犬に散歩をせがまれ、生活リズムが整った」と感じる人も少なくありません。
その空気を吸い、犬と一緒に歩く時間は、心身のリフレッシュと活力のアップにつながります。
家庭内のトラブルが減って家族の絆が深まる
犬を迎えると、家族で協力して世話をする機会が増えます。
散歩や食事の用意などを分担することで、自然と会話が増え、家庭内の雰囲気が和らぎます。
ある家庭では、犬のおかげで夫婦喧嘩が減り、子どもたちも家で過ごす時間が長くなりました。
犬はまさに「家族をつなぐ存在」として、時に家族以上の活躍をしてくれます。
お年寄りが元気になる
シニア世代にとって、犬の存在は大きな生きがいになります。
毎日の散歩で運動不足を防ぐとともに、「犬がいるから元気でいなければ」といった前向きな気持ちが心を支えます。
犬との触れ合いで孤独感が和らぐと、生活に張り合いが生まれ、県境寿命の延伸効果も期待できます。
犬の癒し効果は科学で証明されている!幸せホルモンについて解説!

「犬と一緒にいると癒される」といった感覚は、科学的にも裏付けられています。続いては科学的な観点から、犬のもつ癒し効果についてご紹介します。
犬とのふれあいで生まれる幸せホルモンとは
犬と見つめ合ったりなでたりすると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンは安心感をもたらし、ストレスホルモンを軽減するはたらきがあります。
さらには「セロトニン」が増えることで、心が落ち着き、不安やイライラが軽減されることも報告されています。
実際に犬と暮らす高齢者の中には、暴力的な言動が減ったり、穏やかに過ごせるようになったりした事例もあります。
犬との触れ合いが、心の安定に直結しているといっても過言ではありません。
犬と散歩するとストレス軽減!自律神経へのうれしい効果
犬との散歩は、身体を動かすだけでなく、心にもよい影響を与えます。
研究によれば、犬を連れて散歩する人は、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌が抑えられ、自律神経のバランスが整うとされています。
さらには自然の中を歩くことでリラックス効果がたかまり、気分転換にもつながるでしょう。
犬の癒し効果は社会でも大活躍!犬と猫の癒し効果の違いも解説
犬の癒し効果は、家庭だけでなく、医療・教育・福祉の現場でも広く活用されています。
病院で働くワンコたち
セラピードッグは患者のそばに寄り添い、安心感を与えるための犬です。
治療への前向きな気持ちを引き出したり、痛みの緩和やストレス軽減を目指したりと、医療現場では欠かせない存在です。
さらに、近年注目されているのが「ホスピタルファシリティドッグ」です。
これは医療従事者とともに勤務することで、精神的なケアや生活の質向上など、より専門的な役割を果たします。
セラピードッグ | ホスピタルファシリティドッグ | |
勤務 | 月に数日〜数か月に1回 | 平日は毎日 |
世話・指導を行う人 | 犬の飼い主 | 看護師などの医療従事者 |
犬の育て方・血統 | 種類や育て方はさまざま | ゴールデン・レトリバーなど特定の血統を重視 |
癒し効果の違い | 治療へのモチベーション向上、ストレス軽減、精神的な安定、痛みの緩和 | 精神的なケア、生活の質の向上、社会性の促進 |
学校や福祉施設で笑顔をふやす犬たち
学校や福祉施設でも、犬が子どもや利用者の心を癒しています。
授業中に犬がそばにいることで、子どもたちの緊張が和らぎ、集中力が高まる効果が報告されています。
また、福祉施設では高齢者が犬に話しかけることで、会話が増え、孤独感が軽減されるといったメリットもあります。
関連記事:犬ともっと仲良くなる遊び方やストレス解消の方法を紹介
犬と猫の癒しの違いを解説!

犬と猫はともに癒しの効果を持っていますが、そのスタイルは少し異なります。
犬は常に人と一緒に過ごすことを好み、散歩や遊びを通して飼い主をアクティブにしてくれます。
一方で猫は独立心が強く、飼い主に寄り添うことで心の安定を与えてくれます。
犬と猫の癒し効果の違い
犬の癒し効果 | 猫の癒し効果 | |
性格・行動傾向 | 愛情深く常にそばにいたがる | 独立心が強く一人の時間を好む |
飼い主との関係 | 言葉理解力が高く芸や指示に従う | 飼い主への依存度が低く飼いやすい |
セロトニン分泌 | ◎ | ◎ |
オキシトシン分泌 | ◎ | ◎ |
特殊な癒しの効果 | — | ゴロゴロ音が骨密度向上に寄与(微細振動) |
癒される行動 | 犬との散歩・遊びでストレス軽減 | 触れ合いでストレス軽減 |
双方の癒し効果に大きな優劣はありません。大切なのは「自分のスタイルにどちらが合うか」を考えることです。
アクティブに過ごしたいなら犬、静かに寄り添ってほしいなら猫、自分に合ったパートナーを選んでみてはいかがでしょうか。
関連記事:犬を飼うのに必要な部屋の準備5選|お迎え前に必要な準備とは?
まとめ
犬は飼い主に笑顔をもたらすだけでなく、科学的にも証明された癒し効果を持っています。
幸せホルモンの分泌やストレス軽減など、病院や学校など社会全体で活躍している点も大きな魅力といえます。