
「猫を飼いたいけれど、何から準備すればいいの?」
「実際、お金はいくらくらいかかるんだろう…」
猫との生活は想像以上に楽しく癒やされるものですが、そこにはひとつの命を預かる責任が伴います。
そのため、お迎えした後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、事前の準備と心構えが欠かせません。
この記事では、猫を飼うために必要なチェックリストから必要な費用の目安、そして家族が幸せに暮らすための環境づくりまで分かりやすくご紹介します。
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Contents
猫を飼うための事前準備
猫をお迎えする前に、まずは自分たちの生活環境を整え、正しい知識を身につけるところから始めてみましょう。
最後まで面倒を見るという覚悟を持つ
猫の寿命は15~20年ほど。その間には、猫が病気になったり、自分自身のライフスタイルが変わったりすることもあるでしょう。
どんな状況になっても愛情を持って接し、最期まで家族としての責任を持つという強い覚悟が大切です。
猫アレルギーの確認
お迎えした後に「実は猫アレルギーだった」と判明すると、お互いにつらい思いをすることになります。
事前に病院でアレルギー検査を受け、家族全員が猫と暮らせる体質かどうか確認しておきましょう。
猫の行動の習性など基本的な知識をつけておく
猫が好む接し方や苦手な音、食べてはいけない危険な食べ物(チョコレートやネギ類など)を把握しておきましょう。
猫用品をそろえる
お迎え初日から不自由なく過ごせるよう、最低限以下のものは揃えておきましょう。
- 食事・水用の食器
- キャットフード
- 猫用トイレ・トイレ砂
- 猫じゃらしなどの遊び道具
猫にストレスがかからない安全な場所の確保
猫が落ち着いて隠れられる場所や、静かに眠れる寝床を作っておきましょう。
譲渡元からお迎え前に使っていた毛布などをもらっておくと、猫が自分のにおいを嗅いで安心しやすくなります。
猫の健康に関すること
重大なトラブルが起きる前に、あらかじめ近所の動物病院を探しておきましょう。
健康な猫の場合でも、健康診断やワクチン接種などさまざまな機会で利用することになります。
休診日や夜間診療の有無、問い合わせの方法(電話やLINEなど)も確認しておくと安心です。
猫にとって危険なものを捨てる・片づける
誤飲の恐れがある小物(針、紐、ビニール、薬など)やアロマ、観葉植物などは猫にとって害をもたらします。
猫にとって危険なものは、手の届かない場所や扉付きの場所などに片付けましょう。
脱走防止や高所からの落下防止策
玄関や窓からの脱走は、交通事故などの致命的なトラブルに直結します。
また、マンションの高層階ではベランダからの転落事故などにも注意しなければなりません。
あらかじめ、外と通じる場所にはフェンスやストッパーを設置しましょう。
猫のお迎え後にやること
猫を無事お迎えした後は、以下のチェックリストを参考に環境を整え、猫との暮らしをスタートしましょう。
- 動物病院に連れていく
- そっとしておく
- 食事とトイレの確認
- 家の中を探検させる
動物病院に連れていく
里親として猫を引き取ったり、保護猫をお迎えした場合には、まず動物病院で健康診断を受けるところから始めましょう。
- 健康診断
- ワクチンや予防接種
- 虫下し(寄生虫駆除)
- 去勢や避妊手術の相談
そっとしておく
お迎え初日は猫も緊張しています。
無理に抱っこしたり大声で名前を呼んだりせず、猫が自分から近づいてくるのを待つことが大切です。
食事とトイレの確認
お迎え初日は、食欲や排泄の状態をよく観察します。飼い主に見られていると食事がしにくくなるため、ご飯や水がしっかり減っているかを確認する程度でOKです。
排泄も同様に、心配だからといって近くで見守るのではなく、あえて距離を取ってあげるようにしてください。
また、食事やトイレの回数は、ノートなどに記録しておくと動物病院での相談がスムーズになります。
最近では猫用のお世話アプリなども登場しているので、自分の使いやすいものを探してみてください。
家の中を探検させる
猫が落ち着いて部屋を歩き始めたら、危険な場所に興味を持っていないか、想定外の隙間に入り込まないかなどをチェックしましょう。
日当たりやエアコンの風向きなども考慮したうえで、猫が気に入りそうな場所に寝床を作ってあげるのもおすすめです。
猫を飼うときに注意すること
猫との信頼関係を築くためには、以下のような行動を避けることが大切です。
- 大きな音を立てる:
猫は大きな音や騒音が苦手なので、大声や物音はストレスになります。 - 怒鳴る・体罰:
猫は怒鳴ったり体罰を与えたりしても反省できません。恐怖心を与えるだけで、信頼関係が崩れてしまいます。 - ヒゲを切る:
ヒゲは平衡感覚を司る大事なセンサーのため、絶対に切ってはいけません。 - トイレ・食事・毛づくろいなどの邪魔:
警戒心を与える原因となり、粗相などの問題行動につながります。 - 人間の食事を与えない:
塩分過多や中毒症状により、寿命を縮める恐れがあります。 - 放置しすぎや過度なスキンシップ:
嫌がっているときの抱っこはもちろん、放置のしすぎも大きなストレスになります。 - 強いにおいを嗅がせる:
香水・アロマオイル・洗剤・柔軟剤などの香り成分は猫に強すぎることがあるほか、中毒性のある成分が含まれていることもあります。 - 先住のペットとの距離感: 段階を踏まずに対面させたり距離を縮めたりすると、双方にとって大きなストレスになります。
猫を飼うために必要な費用の目安
猫を飼うためには、グッズや健康診断などさまざまな面でお金がかかります。
お迎え時・最初にかかる費用
猫をお迎えするタイミングで必要となる費用には以下のようなものがあります。
| 項目 | 金額の目安 |
| 猫の購入・譲渡費用 | 0〜25万円 |
| ワクチン・健康診断 | 1〜2万円 |
| 避妊・去勢手術 | 2〜4万円 |
| ケージ・キャリーケース | 1〜2万円 |
| トイレ・砂・スコップ | 5,000〜1万円 |
| 食器・フード・おもちゃ | 5,000〜1万円 |
| 爪とぎ・ベッドなど | 5,000〜1万円 |
| 合計 | 約10〜25万円前後 |
毎月かかる費用
月々の固定費は1~1.5万円程度です。ゆとりを持って、ペット費用として2万円ほど確保しておくと安心です。
- フード代(ごはん・おやつ):5,000~1万円(療法食の場合は高額になる)
- トイレ用品:3,000~4,000円(トイレ砂、消臭袋など)
- 光熱費:飼育環境によって変動(冷暖房が必要な夏や冬は増加する)
その他の費用
- 健康診断:年1~2回
- 急な病気やケガの治療費
- ペットシッター・ペットホテル代:出張や旅行の際の預け先として
猫を飼うのに向いていない人の特徴
残念ながら、以下に当てはまる方の場合は猫との暮らしに向いていない可能性があります。
- 経済的に不安定な方:
最低でも年収400~500万円以上あると、病気などで急に治療費が必要になったときも安心です。 - 猫の世話に時間や手間をかけられない方:
毎日のトイレ掃除や遊びを「面倒」と感じる方や、忙しく時間の取れない方には向きません。 - 家の内装や家具が傷つくことが許せない方: 爪とぎや吐き戻しによって室内が汚れるのは避けられません。
- 旅行や出張などで家を空ける頻度が高い方: 長時間の留守番は、猫の健康はもちろん、精神的にも大きな負担となります。
猫も人も幸せに暮らすためには住環境を整えることが重要
猫と幸せに暮らすには、猫の習性を活かした住まいを作ることが大切です。
ペットライドでは、猫が安全に運動でき、人もストレスを感じない理想の空間づくりをご提案させていただいております。
たとえば、猫の性格や成長に合わせたステップの配置や、掃除がしやすい素材への変更など、20年以上の実績を活かしたサポートが可能です。
室内を楽しく彩る便利なアイテムも取り扱っておりますので、プチリフォームの一貫としてぜひご検討ください。
猫のスキップ

壁を有効活用し、猫ちゃんが楽しく行き来できるステップです。コンパクトで圧迫感がないため、どんな部屋にも馴染みやすいでしょう。
小さな見た目でありながら、猫ちゃんの本能を刺激し、ストレスを解消できる人気アイテムです。
猫のひみつ基地

猫ちゃんの「隠れたい」といった本能を満たす専用のインテリアアイテムです。単に居心地の良い隠れ家として使うだけでなく、中にトイレを設置し、プライベート空間として過ごしてもらうこともできます。
ねこの通りみちセット

キャットウォークとリラックススペースの両方を兼ね備えた便利アイテムです。高いところが好きな猫ちゃんにとって、最高の「空中散歩」ができるでしょう。
カラーリングは全部で6色とバリエーションが豊かで、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
まとめ
猫を飼うことは単なる趣味ではなく、「ひとつの命を預かる」ということです。
初期費用や維持費はもちろんのこと、何より愛情を持って最期まで向き合う覚悟を保つことが大切です。
「自宅で猫が満足できるか分からない」といった不安を抱えている方は、ぜひ一度ペットライドまでご相談ください。
猫ちゃんもあなたも笑顔になれる、最高の環境づくりをお手伝いさせていただきます。


